[遠藤イヅル]カーセンサー表紙イラスト(2026年9月号表紙)

2026/8/28(金) 14:07

[クレーンジャパンニュース]

クレーンジャパンのクレーンイラストを描く遠藤イヅルが手がけた「カーセンサー9月号」の表紙を紹介します。

いつもコンビニなどで目にするカーセンサーの表紙は写真ではなくイラストなんです。みなさん知っていましたか?今回も非常に魅力的で物欲をそそるデザインです。

①レーン変更による「発想の転換」の可視化

右側の「400万円」レーン(新車や高価格帯の選択肢)から、左側の「150万円」レーン(こなれた予算で買える中古車市場)へと、CX-5がスムーズに車線変更を行っています。点滅する左フロントウインカーと、左に切られた前輪の角度が、「迷いを断ち切って賢いルートへ舵を切った瞬間」を動的に表現しています。

「こっちのレーンもあったんだ!」という吹き出しのセリフと連動し、読者に「予算オーバーだと諦める前に、中古車というスマートな別ルートがある」という気付きを直感的に与える構成になっています。

②描写技術と「遠藤イヅル」ならではのこだわり

自動車ライター・研究家としても知られる遠藤イヅル氏ならではの、車種に対する深い理解と卓越した描写力が随所に見られます。マツダ車の特徴である複雑な面のうねりと陰影の変化を、写実的でありながら温かみのある手描きタッチで描き出しています。「ソウルレッドクリスタルメタリック」特有の、光が当たるハイライト部分の鮮やかな朱色から、シェード部分の深みのあるボルドー/ワインレッドへの階調変化が極めて美しく再現されています。

フロントグリルの立体的なメッシュ構造、ヘッドライト内部のプロジェクターやLEDシグネチャー、立体的なシグネチャーウイング(メッキモール)の質感まで精密に捉えています。写真をそのまま切り抜いて配置するのとは異なり、手描きならではのエッジの柔らかさと不要な反射の整理が行われており、主役の車が背景からくっきりと浮き立つ視認性の高さを生み出しています。

③表紙デザインとの調和と色彩設計

雑誌の表紙としての機能性・配色の計算も綿密です。背景の「ダークパープル」に対し、車両の「レッド」、そして強調文字である「イエロー」の3色が互いを引き立て合う補色・対比の関係になっています。流れるような視線誘導が自然に成立しており、コンビニや書店の雑誌コーナーで遠目からでも一瞬で企画意図が伝わる強い強さを持っています。

まとめ

単なる「車のカットイラスト」に留まらず、「特集テーマのコンセプト」「車の美しさ・躍動感」「読者の購買心理」の3要素を高次元で融合させた、イラストレーションの傑作と言えます。

 


遠藤イヅル 公式 X はこちら▽

https://x.com/ie_andre


  

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