[メキシコ]Sarens、LG1750で風力発電所のタービン部品を交換

2026/11/8(日) 07:45

重機・重量物輸送会社の「サレンス・メキシコ」が、メキシコ・コアウイラ州シウダード・アクーニャのラ・アミスタッドII風力発電所で、タービンのメンテナンスのためにLiebherr製ラチスブームクレーン「LG 1750」を投入したと、Heavy Lift Newsが2026年11月6日に報じました。伸縮式クレーンでは能力が足りなかったため、ラチスブーム機が選ばれたということです。

LG 1750は126メートルのメインブームと12mのジブ、220トンのカウンターウエイトという構成で、ナセルやブレード、タワー部分の交換作業を行いました。現場までの559kmの移動には14日間を要し、クレーンの組み立てには6日間かかったということです。最大の吊り荷は66トンで、作業半径34m、フック高さ約134mと報じられています。

現場は急な坂道や起伏の多い地形で、作業スペースも限られ、風速11m毎秒を超えると作業に支障が出る条件だったということです。5人の作業員が吊り上げを担当し、現場のピーク時で13人体制で作業が行われました。風力発電のメンテナンスでは、大型部品の交換に高揚程のラチスブームクレーンが欠かせない存在になっており、遠隔地への長距離移動と組み立てを含めた計画の重要性を示す事例といえます。

[出典:Heavy Lift News 2026年11月6日]

Telescopic cranes did not have enough capacity for this work so Sarens in Mexico deployed a Liebherr LG 1750 for the turbine maintenance at La Amistad II Wind Farm in Ciudad Acuña, in Mexico’s Coahuila state.

悪路や限られた作業スペースという条件に対し、オールテレーンではなくトラッククレーン型のラチスブーム機「LG1750」を選択した点が非常に興味深いです。ナセルの揚重(フック高さ約134m、作業半径34m)になると、通常の伸縮式ブームでは吊り上げ能力の減衰が激しく、対応が困難になります。一方で純粋なクローラクレーンだと現場内のアプローチや地盤養生、組立スペースの面で足かせが増える。シャーシの機動性とラチスブームの圧倒的な高揚程・吊り能力を併せ持つLG1750を配備したのは、風車メンテナンスの現場制約を熟知した極めて合理的な判断だと感じます。

 

※写真はイメージ図です。


詳しくはこちら▽

https://www.heavyliftnews.com/lattice-boom-crane-with-a-126m-main-boom-and-12m-jib-deployed-by-sarens-in-remote-site-in-mexico/


 

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